食育講座
娘の通う公立小学校にモスバーガーの社員が出張食育講座をしてくれました。
食育といってもゴミ問題に関する環境講座がメインでした。外食産業から出るゴミの量より家庭から出るゴミの量のほうが多いこと。家庭ゴミはいろいろなものが混ざっているので焼却処分されるしかありませんが、モスの場合、ペットボトルはトレーに再生し、生ゴミは畑の肥料に再生されているそうです。日本は全ゴミの約3分の2がリサイクルされているそうですが、それでもリサイクルされないゴミの量はそれをすべて再生できれば地球上の餓えている人をすべて救えるほどの量なのだそうです。
つまり、家庭のゴミを完全に分別してリサイクルするか、食事をすべて外食産業にたより(食べ残さず、容器はリサイクル、袋は紙にして廃品回収)すれば、地球から餓死はなくなるということでしょうか。
まあそれは極端な例ですが、「食育」というと、大抵家庭で食事を手づくりしましょう、という話になります。しかしゴミ問題に取り組みながら家庭で手づくりすると大変なのは事実です。私は1ヶ月間家庭ゴミを減らすモニターになったことがあります。野菜は皮までとことん食べ、袋菓子は買わず手作りし、ティッシュは使わずタオルを使い、かなり頑張りました。実際ゴミはかなり減りました。子どもたちと私の感想は「大変だった~」。とにかくすべて分別し、ゴミ箱は撤去。そのとき私が思った本音は(家事をするからゴミが出るんだなあ、出来たお惣菜を食べる分だけ買えばトレイや包装紙を分別するだけで済むのに)と。また、ゴミを減らそうと昔ながらの生活をすると洗いものが増えるので、水道料がいつもより倍かかった気がします。日本では忘れられがちですが、水不足こそ地球レベルで懸念されている問題なのです。いかに水を使わず食物を生産するかが日夜研究されています。昔ながらの農業がいかに水資源を必要とすることか。化学物質も嫌われますが、例えば自然界のものは全て化学物質からできているそうです。ビタミンC、カロチノイド、クエン酸等々。保存料や添加物は例えば一度に8000個の添加物オレンジを一度に食べれば死に至る、という量なのだそうで、それを毎食食べたからといって問題はないとされる量が規定されているそうです。とかく悪者とされるファーストフードやコンビニ弁当が企業努力により栄養や塩分をしっかり考え過剰包装をなくしリサイクルできるものになれば、むしろそのほうが地球環境に良くなり、それを利用することによって家事時間も短縮され、子どもとのスキンシップや自分の時間が確保できるようになり、結婚生活や育児は楽しく、また企業成績が上がれば雇用も増え、賃金も上がり、支出も増え、経済は活性化されることになるのです。
実際に企業努力は始まっています。冷凍食品は解凍するだけのお弁当が増えてきました。「ヘルシーパレット」なんていうそれだけで必要な栄養素が計算された冷凍食品も目にします。冷凍食品の進歩は「プロジェクトX」でも放送されていました。安心して消費者が利用できるよう研究されています。そしてわたしたちもかなり信頼しているのではないでしょうか。
決して家庭での伝統的調理法を否定しているわけではありません。我が家では子どもたちと餃子の皮から手作りしたり、パスタを作ったり、冷凍食品やファーストフードで食べられるものをわざわざ手作りしたり、パンやケーキも手作りします。その良さ、大変さをしっかり知った上で現代の食品をじっくり選んで欲しいと思います。もし将来そういう食品の開発に携わったときに伝統的なものを知らなければ、間違いに気づくことも、伝統に近づくことも超えることもできません。
家事がお得意な人はそれは立派ですし、そうでなくても家事は楽しめるのだと認識すればもっと楽に結婚生活、育児生活ができるようになり、少子高齢化対策になると思うのですが。
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